ちょっと、日にちは空いてしまいましたが、韓国展示会のレポートです。
韓国の展示会を初めてみて、美容に対する業界としての考え方の違い、文化の違いが、結構ありましたので、簡単に記載いたします。
違い① 業務用とホームケア用の市場シェア
展示会での業務用メニュー、業務用商材は、圧倒的に少なかったです。
感覚的には、2:8でホームケアの商材でした。
話を聞くと、韓国は、クリニックが安価のため、エステは、「肌管理」「普段のスキンケア」に近い施術が多く、サロンではちょっとお肌のコンディションを整え、あとは自宅で!みたいな感じなので、市場規模が大きくないとのこと。
よって、メーカーも、業務用よりホームケア用の方がビジネスとして大きいので、そっちの商品ばっかり作るそうです。
実際、ビューティーワールドと同じくらいの規模感だけど、日本では当たり前の「体験」「デモ」をやってるブースは3個くらいだけでした。
1個は、韓国のおばさんたちがマッサージみたいな手技をやってるブースと、あとは美容機器のマシンメーカーだけ。それ以外は、ベッドも置いてないという。
話を聞いたら納得しましたが、すごい違和感でしたね〜。
違い② Qoo10は、悪いと思っていない
ホームケアの商品が多いのはさっきの通りですが、「これいいな〜」と思って、「日本でどうやったら買える?」と聞くと、だいたいが、
「Qoo10で買える」「新商品だから、今Qoo10に登録している」
こればっかり 笑
たしかに、日本で買えるけど・・・
それを聞き、こっちが「そっか〜〜、残念」っていうと
「なんで?Qoo10がなんでダメなの?」という回答ばかり。
韓国はQoo10が悪いというイメージはありません。
「日本のエステサロンは、はサロン専売品を求めている。ネットで買えるなら、みんなネットで買っちゃうでしょ!」と伝えると、
「大丈夫!ネットは高いから、サロンで安く売ればいいのよ!」と。
いろいろ聞き込みをした話をまとめて、推測すると、
原価1000円のファンデーションを、小売価格(上代)を10000円で設定したとする。
それを、韓国のエステサロンは、5000円仕入れて、10000円で売る。で、5000円の利益が出る。
メーカーは、エステサロンに5000円で売って4000円の利益。さらに、Qoo10に11000円で掲載させる。そこで、10000円の利益。
この商品を日本で売ろうとすると、韓国メーカーは、日本に3000円で売る。
日本の会社は3000円で仕入れ原価に、輸入代行会社への費用(日本で販売可能かどうかの確認作業、日本語ラベル作成、日本での倉庫管理、国際便での送料)が上乗せされて、販売原価が5000円になる。
それを日本のエステサロンに販売する際に、7000円で販売する。エステサロンは7000円で仕入れたものを、12000円で販売する。(サロン価6掛け)
結果的に、Qoo10より高くなる。
日本のエステサロンは、「Qoo10で安く出てる!」になって、値下げせざるを得なくなり、10000円で販売。結果利益は3000円
こんな感じなんじゃないでしょうかね?
違い ③ 日本の代理店を探している
違いではないかもしれないけど、さっきの②で、日本市場を理解している韓国メーカーもいらっしゃいました。
そうゆうメーカーは、まず先に、日本の代理店を探す、ただ、うまくいかず、仕方なく、Qoo10を使う、というケースもありました。
また、以前ビューティーワールドのKoreaブースに出したが、日本の代理店が見つからず、結果今は韓国の展示会のみで出展。
というメーカーもいらっしゃいました。
たしかに、日本の展示会のKoreaブースはなかなか足を踏み入れないし、日本語できる人がいないブースも、今回の大阪であったし、あそこだと、工夫しないと難しいですよね。
韓国の展示会の翌週に、大阪のビューティーワールドのKoreaブースに出てた化粧品会社と会話したら、やっぱり日本市場を理解していないメーカーが多かった。
「韓国のオリヤン(オリーブヤング)に出している商品を、日本のエステサロンで取り扱いたいと思う人は、多分いないですよ!」
「オリヤンで出しているなら、それは、日本のドラッグストアとか楽天とかで出して、中身とパッケージを変えて、プロフェッショナルラインとして、もう一つ、商品を出さないと」
「1個の商品で、マツキヨにも出したい、エステサロンでも販売してほしい。それは無理」
と言ったら、びっくりしていた 笑
平気で、商品のカタログとかパンフレット資料の実績にオリーブヤングとかコストコを出してくる。
展示会の見せ方、製品の売り方の違いはここまで。 商品や具体的にどんなのがあったかは、また次回vol2で。


